有姿除却(ゆうしじょきゃく)①
日本の会社では、たくさんの会社が3月決算になっています。
残すところ、あと4ヶ月ほど。
決算対策を行うには、ちょうどよいタイミングです。
逆にいえば、3月決算の場合は、この時期から、
決算対策をお考えいただきたいのです。
決算対策として、特別損失で、除却損を出すことを勧めています。
除却とは、取り除くことや取り払うことをいいます。
固定資産について、長年の使用で耐用年数が到来したり、
また新しいものを取得して今まで使用していたものが不要となったりした場合に、事業で使用することを中止して帳簿から除く処理を指します。
一般的には、廃棄したり、スクラップにしたりする場合を、
除却と言います。
あったものが無くなるのですから、
これはどこからどうみても「除却」です。
ですが、これとは別の除却もあります。
それが、『有姿除却(ゆうしじょきゃく)』です。
これは読んで字のごとく、
姿、形が有る状態で、除却するということです。
有姿除却も、税務上、損金として処理することが認められています。
では、どんな場合に、有姿除却が認められるのか、見ていきましょう。
(福岡雄吉郎)
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