税務調査の誤解③
株式会社NIHON(仮称)に税務調査が入りました。
NIHONは、関西圏で現金商売を行っており、
今回は、無予告の税務調査でした。
相手は、国税局の資料調査課です。
この部署は、リョウチョウ(料調)と言われ、
腕利きの職員が集められている、エリート部隊です。
調査がスタートすると、
幹部の携帯、手帳は没収されてしまいました。
調査官は、口癖のように、
『私たちは国税なので…』と発言していたようです。
つまり、税務署とは違う、ということを言いたかったのでしょう。
しかし、よくよくご理解いただきたいのは、税務調査には、
強制調査(査察)
か
任意調査(それ以外)
の2つしかない、ということです。
つまり、どんな部署がやってこようと、
査察による強制調査でなければ、全て任意調査なのです。
任意調査というのは、
納税者の協力が大前提です。
つまり、調査に協力してあげる、ということなのです。
この意味で、どんな部署がやってきても、
また、どれほど高圧的な態度でやってきても、
簡単に言われるがままに、何でも提出する、
という必要はない、ということです。
携帯、手帳は個人情報が多分に含まれているため、
拒否してかまわない、ということです。
(福岡雄吉郎)
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