税務調査の誤解②
株式会社NIHON(仮称)に税務調査が入りました。
NIHONは、関西圏で現金商売を行っており、
今回は、無予告の税務調査でした。
つまり、9月初旬の午前10時に、
いきなり、「ピンポーン」と玄関のベルがなり、
・社長の自宅
・現金商売を行っている店舗4店
・本社
3カ所に、総勢20名程度が
やってきて、いきなり調査となったのです。
しばらく前に、税務調査に関する法律が改正され、
納税者目線が徹底されたので、
ほとんどの会社は、事前に会社あるいは、
税理士さんに連絡があり、日程調整をして調査スタート、
となりますが、特に現金商売、また、過去の税歴が悪いという会社は、
いきなりの調査スタートも現実的にあるのです。
税歴が悪い、というのは、
過去に、重加算税がないかどうか?ということです。
NIHONは、過去に重加算税を2回ほど取られており、
そういったことも、今回の調査に影響したといえます。
しかも、相手は、国税局の資料調査課です。
この部署は、リョウチョウ(料調)と言われ、
腕利きの職員が集められている、エリート部隊です。
脱税を摘発するのは、査察ですが、
資料調査課は、その次に強力な部署です。
しかも、このタイミング、人数ということで、
相当に気合が入ってやってきました。
調査がスタートすると、
幹部の携帯、手帳は没収されてしまいました。
かなり高圧的な態度での調査開始だったのです。
(福岡雄吉郎)
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