事業承継マサカの坂
先日ご相談に来られた鳥取テクノ(仮称)、
創業者である米子一郎社長(仮称)が
うかない顔で相談に来られました。
米子社長とは、年1回ほど、
近況報告も兼ねて、相談の場をつくっています。
鳥取テクノは、上場会社の子会社の社長まで務めた
米子社長が、定年してから興した会社です。
BtoB向けの商材の企画・開発を手掛けており、
創業15年、年商は20億円ほどにまで成長しました。
この間、利益を出し続け、業績、財務体質ともに、
健全経営を続けています。
米子社長は、お子さんがいますが、
2人ともお嬢さんで、嫁がれています。
長女は、近くに住んでいるので、
嫁いだといっても、鳥取テクノで管理部に所属し、
働いています。
これまで、米子社長とお会いするたび、
目を輝かせ、前期はこういうことがあった、
今期はこういうことをしたい、
など、小さいながらも事業は順調で、
問題らしい問題はない、という状況でした。
3年ほど前から、事業承継について相談を受けるようになりました。
といっても、米子社長のなかには、
プランが出来上がっていて、私は、そのプランにアドバイスする程度でした。
米子社長のプランとしては、
まずは、自分の甥っ子に継がせて。
その後、自分の孫にでも継いでもらえたら・・・
というようなプランでした。
甥っ子さんは40歳程度、
社長を継がすにはよい年齢でした。
(福岡雄吉郎)
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