最近のM&A事情
相変わらず、M&A市場が活況なことは言うまでもありませんが、
どんな業種が多いのか、先日、M&A仲介会社の幹部に聞いてみました。
最も多いのは、旅館・ホテル・飲食業とのことです。
なんとなく、予想できますね。
また、こちらはイメージできないかもしれませんが、
不動産業のM&Aも増えているとのことです。
不動産業といっても、たくさんの人数を使って、
分譲、仲介、管理、賃貸をやっているような
いわゆる街の不動産屋ではありません。
株主も役員も1人、あるいは、親子のみというような、
スモールカンパニーの不動産会社です。
3年ほど前から、わが社の電話にも、不定期に、
「M&A仲介をやっている・・・というものですが、
御社の顧問先で、不動産で、1人社長の会社は
ありませんか?」とちょくちょく電話がかかってきています。
売手を探しているわけですが、
逆に言うと、こういう会社を買いたい、
という会社が多い、ということです。
発想としては、
『不動産を現物ではなく、株式で売る』
ということになります。
この話は、もう少し考えてみると、
『不動産は、個人で保有するか、会社で保有するか?』
ということです。
このことについて少し考えてみたいとおもいます。
(福岡雄吉郎)
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