不動産のM&A②
・会社の資産は、簿価が1億円の土地(含み益1億円
・会社の負債はゼロ、自己資本は1億円
この状態で、土地を売る、とした場合に、売手としては、
(1)土地を売る
(2)会社をまるごと売る
という2つの選択肢があります。
まず(1)ですが、
1億円の土地を2億円で売れば、
会社には、売却益が1億円発生します。
となると、法人税で3,000万円支払う必要があります。
結果的に、1億7000万円が現金として残ります。
で、このあとですが、
もぬけの殻となった、空っぽの会社を
ずっと置いておいても、仕方ありません。
別の商売を始めれば別ですが、高齢の方であれば、
「このまま会社を残してもあれだしなぁ・・・清算しよう」
となります。
するとどうなるかというと、
会社に残っている現金を、株主に分配する、
という流れになります。
持株比率に応じて、分配してゆくわけです。
図で示すと、下記のようになります。
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