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2023年3月23日 (木)

今、又 M&Aの現場に立って!

私の事務所に老経営者がⅯ&Aの相談にお見えになっている。

大塚社長(仮称) 75歳は 創業50年 年商50億 無借金体質になり、自己資本比率80%超の優良会社をお創りになり、奥様を早くに亡くされて、お子様はいらっしゃらない。

 

後継者創りに失敗したとおっしゃる。

過去に2人ほどこれ! という人物が居たが、独立され関係がなくなったとのこと。

 

銀行や弁護士からはM&Aを進められるが、どうも踏ん切りがつかないと言われて、私の意見を聞きたいと15年ぶりにお越しになられました。

 

①50年間 必死になって作り上げた会社を経済的金銭的価値だけで売却するのは自分で納得がいかない。

②他社とは異なる「異質な商品」「ブランド力」を堅持し、後年にわたりこれを守ってくれるだろうか?

③「会社売却」というニュースが同業界に流れるだけで恥ずかしいことであり、事前に秘密は洩れないのか?

④生活を共にしてきた中堅幹部達の生活保障を守ってくれるだろうか?  

 私だけ良い目をしていいのか?

⑤コロナ禍によってわが社も収益性が弱っている。まして業界もなお更、買う会社があるだろうか?

⑥やったこともなくMAの知識も全く全員なく どうしたらいいのか?

 

不安が頭の中をグルグル、夜もしっかり眠れない。

しかし、年齢を考えれば死ぬ間際まで経営の陣頭には立てない、とおっしゃる。

 

私の発言

①気持ちの整理はつかないもの

 老境に入った経営者の悩み、人生の最期が近づいている現実、いつまでも先頭に立って会社を愛することを神はそれを許してはくれない現実があるのです。

人間の悩みは「情の理屈」を推し進めても、その「愛」は続けられないのです。

「理」で解決するしかないのです。

 

社長の使命は、自分の亡き後も会社を守りその「ブランド」を存続させることであり、買収した新社長が会社のブランドを曇らせることなく輝かせることです。

大切な幹部諸兄の生活基盤を守ってくれるだろうかという心配は全ての社長が悩まれることです。

 

そもそも中小企業のMAで、対象会社を買収するということは、その会社の価値を買うことで、経済的価値以上に今後とも「金の卵」を産んでくれる「会社組織体」を購入することであり、それは「ブランド価値、社員、歴史」なので M&Aによって それも当然 引き継いでくれる事が条件にあります。

 

②買収する会社のブランドが高く評価される場合、当然にブランド価値(商品力、製造力、ノウハウ)がすべて引き継がれることが条件なので、引退する経営者についているノウハウをぜひとも残してもらいたいのです。

 

➂当然、優秀な会社とは、その社員の集合体が独自のノウハウを持っているので

人材がMA成立とともに消えてしまったのでは意味はないのです。

 

④秘密保持はMAに関係するコンサルタント会社の生命線であって、秘密保持契約は書類でサインされるのです。

 

⑤企業買収、MAは不況期によく発生し、強い会社がこの時に行動するのです。

 

M&Aなどは売るほうは初めてで 買う方は経験者。売る側に立つ強いプロのコンサルタントを味方につけて(契約して) 対処すればいいのです。

M&Aの世界では、日本の場合 売る会社1社に対して、買いたい方は3~4社で、極端に売る方が少ないのが現状です。

アメリカはこれが反対なのです。

 

わが社もセカンドオピニオンとして忙しくなりました。

(井上和弘)

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