信用調査の使い方①
「信用調査」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
多くの方が挙げる筆頭は、
「帝国データバンク」でしょう。
他にも東京商工リサーチなどありますが、
やはり、筆頭は、帝国データだと思います。
顧問先の会議に出ていると、
ときどき帝国データの話が出てきます。
この1ヶ月でも、4社の会議で登場しました。
ところが、この4社、それぞれで帝国データの使い方が、
違っていました。
まずは、取引先の信用調査です。
ご存じの方も多いと思いますが、
信用調査とは、そもそも何でしょうか?
信用調査とは、会社と会社が取引する際に、
取引相手のことを知るために行う調査です。
たとえば、A社がB社と新規で取引をする場合、
B社がきちんとお金を払ってくれるかどうか?
すぐにつぶれたりしないか?
などといった情報に気を付けなければいけません。
しかし、A社がB社に対して、
いきなりあれこれ聞いたりするのは、なかなか難しいことです。
そこで、帝国データバンクがA社の代わりに、
B社の経済状況に関する情報をはじめ、
B社の長所や技術力など「信用」を裏付ける情報を集めます。
つまり、新規取引先候補に対しては「取引可否判断のため」、
既存取引先に対しては「継続的に取引を行うため」の情報を
入手するための調査が、信用調査なのです。
(福岡雄吉郎)
« 固定金利か変動金利か ④ | トップページ | 信用調査の使い方② »
「経営」カテゴリの記事
- 百聞は一見にしかず⑤(2023.09.29)
- 百聞は一見にしかず④(2023.09.28)
- 百聞は一見にしかず③(2023.09.27)
- 百聞は一見にしかず②(2023.09.26)
- 百聞は一見にしかず①(2023.09.25)
コメント