信用調査の使い方②
顧問先の会議に出ていると、
ときどき帝国データバンクの話が出てきます。
この1ヶ月でも、4社の会議で登場しました。
ところが、この4社、それぞれで帝国データの使い方が、
違っていました。
昨日は、取引先の信用調査についてお話しました。
これが一番よくつかわれていますね。
続いて、変わり種で、
自社の信用調査をしたい、という会社もありました。
「自分の会社が、果たして帝国データで
何点で評価されているのか、確認したい。
でも、自分の会社のデータを、
自社で取ることはできないようです。
どうしたら、よいでしょうか?」
というテーマでした。
自分で自分の情報をとるために、
銀行経由等で情報を取ろうと思っても、うまくいきません。
また、帝国データは、詳細情報を取る場合は、
1件あたり2万円かかります。
こういう場合、よくやるのは、
普段からお付き合いのある取引先などと
「お互い、交換しよう」ということで、
それぞれが、相手方の会社の帝国データを調査する、
というものです。
私の関係先のように、
お互い、交換できるような、
ある程度、気心知れた会社がすぐに思い浮かばない場合は、
私が間に入って、私の取引先に2万円かけて取ってもらいます。
自社の評価を見てみると、
正確にとらえている部分と、
記述が不正確、間違っている、というものも見かけます。
そして、わが社は何点なのか?
客観的に知ることもまた、勉強になるのです。
ちなみに、私の感覚では、
中小企業で、60点を超える会社はそこまで多くない、
逆に、60点を超えているということは、
対外的な評価としては、良いと言えますね。
70点だと相当良いです。
(福岡雄吉郎)
« 信用調査の使い方① | トップページ | 信用調査の使い方③ »
「経営」カテゴリの記事
- 百聞は一見にしかず⑤(2023.09.29)
- 百聞は一見にしかず④(2023.09.28)
- 百聞は一見にしかず③(2023.09.27)
- 百聞は一見にしかず②(2023.09.26)
- 百聞は一見にしかず①(2023.09.25)
コメント