借入が多すぎる社長の発想⑤
世の中には、無借金会社もあれば、
借入過多、という会社もあります。
業績が上向かない会社には、
やっぱり、それなりの理由があるのです。
③会社を乗っ取られると思っている
財務体質を改善すべく、こちらがあれこれ申し上げます。
もちろん、こういう会社は、なぜか、役員報酬も高いため、
報酬を下げましょう、となります。
他にも小言のように、あれこれと言うわけですから、
当然、経営者からすると、面白くありません。
そうなると、「うちの会社を乗っ取るつもりか」と、
変な被害者意識が芽生えてくる経営者もいます。
かって、そのように言われたこともあります。
「いやいや、こんな借金まみれの会社、
誰が乗っ取ろうと思うんですか?」と反論した記憶があります。
今まさに、お手伝いしている会社は、
会社にとって重大な問題を引き起こした役員の株式を
私たちが一部取得するという対策を進めています。
そうすると、株式を手放す元役員から、
「社長と専務は、コンサルタントに唆されている」
などと言われているようです。
問題を引き起こす人間に限って、被害者意識が強くなる
というのも共通していますね。
(福岡雄吉郎)
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