リスケジュール⑤
岩手商店(仮称)は、理由あって、
昨年末にリスケジュールに踏み切りました。
リスケするにあたり、バンクミーティングを開催し、
各銀行の合意(同意)をとることになりましたが、
銀行側の対応には、濃淡があります。
まず、各行とも、経営責任の明確化、をテーマとして掲げてきます。
つまり、どうやってケジメをつけるのでしょうか?ということです。
・社用車売却
・役員報酬大幅カット(70%程度カット)
・創業家(名ばかり)役員の退任
この3つは、私から速やかに実行してもらいました。
まぁ、銀行から言われるまでもなく、当たり前のことでした。
そのうえで、銀行の対応は・・・・
信用金庫
「メインバンクとして、支えます」
メガバンク
「貸付金を早く回収させてほしい。」
「みなさん、岩手商店(仮称)が正常債権になると思っているのですか?」
随分、失礼な発言もありました
政府系
「ガバナンスの改善が目に見えるようにしてほしい」
※ガバナンスというのは、企業統治などと言ったりしますが、
要するに、創業家の独断専行で経営が行われており、
任せっぱなし、チェックも何もなし、という経営が悪かったため、
これをどのような体制にもってゆくか?ということです。
その他の金融機関
他行の状況を様子見
だいたいこんな感じです。
メインバンクは、色々と親身に考えてくれます。正直ありがたいですね。
逆にメガバンクは、比較的ドライです。
金融機関ごとに考えている内容に大きな差があるなと、強く思います。
(福岡雄吉郎)
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