システムトラブル①
先日のブログで、博多労務センター(仮称)の話を
取り上げましたが、実は、もう1つ、大きな問題を
抱えています。
それが、システムトラブルです。
ちょうど、先日、日経新聞でこのトラブルに関する
記事が掲載されていましたので、ご紹介します。
(以下、日経新聞より)
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国内最大の社会保険労務士向けクラウドサービス「社労夢」が
受けたサイバー攻撃の波紋が広がっている。
社労士が一時、顧問先の企業の社会保険料や給与を正確に計算できず、企業から顧問料の減額を迫られた例もある。
被害から1カ月半がたった今もシステムの処理速度が遅いなど
完全復旧に至っていない。
「全ての業務が進められなくなった」。2700以上の社労士事務所が利用する「社労夢」を手掛ける大阪のシステム会社がランサムウエア(身代金要求型ウイルス)の攻撃を受けた6月、SNS(交流サイト)上で社労士の悲鳴が相次いだ。
社労士が被った被害は多岐にわたる。
大阪市のある事務所は勤務時間や年齢情報が分からず、
顧問企業の従業員の給与計算ができなくなった。
数百人いる従業員の情報を1人ずつエクセルに入力して計算し、しのいだ。
別の事務所は6月の支払日に間に合わず、前月と同じ給料を支払い、後日調整する措置をとった。
6月は社労士にとって通常の給与に加え、賞与の支払い、労働保険料の申告や1年間の社会保険料の基本となる報酬を決定するための書類提出が重なる繁忙期だ。都内のある社労士は「体感の仕事量は通常の3〜4倍だ」と強調する。繁忙期のサイバー被害により、長時間残業を強いられる社労士は少なくなかった。
関係者によると、企業から顧問料の減額という事実上の賠償を求められた社労士事務所が複数あり、その一部は減額を受け入れたという。
社労夢では従業員の個人情報やマイナンバーも管理している。
このシステム会社では、19日、
「調査の結果、個人情報の漏洩は確認されなかった」と公表したが、
サービスを利用していた三井金属や東急のグループ会社では
アルバイトや正社員の情報漏洩リスクを開示した。
近年は1社のサイバー被害が芋づる式に広がるケースが目立つ。
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このような、システムトラブルを受けたのは、博多労務センターだけではありません。
これから、自社が使っているシステムに不具合が出ることも予想されます。
果たして、どうすればよいでしょうか?
(福岡雄吉郎)
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