即時償却C型の注意点④
C型というのは、デジタル化のための設備投資ですが、
一番、多いのは、システム関係の投資です。
システム投資で重要なのは、
検収完了までに、申請だけは済ませてしまう、
ということです。
つまり、ベンダー(システム開発・販売会社)から
納品書を受領し、検収書を発行する時点までに、
経産局に申請をしてください。
このタイミングさえ外さなければ、
基本的には問題ありません。
直近で、C型を申請しようとした会社がありました。
最初は、「稼働は6月末です」という話でしたが、
よくよく聞くと、すでに検収書は、1月末に発行をしていて、
2月~6月末まで、テスト運用をしており、
6月末から全社で一斉に使い始める、ということでした。
この場合は、1月末までに申請を終えている必要がありますが、
「即時償却したい」と言われたのが、6月に入ってからだったので、
タイミングアウトでした。
建物などの建設であれば、
取得の日というのは、わかりやすいですが、
システムの場合は、他の設備投資に比べて、
「取得」「稼働」の考え方が難しいです。
システム担当者の認識もあいまいな点があり、
余計にややこしくなります。
この点をしっかり明確にしたうえで、
即時償却の準備をしてください。
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