新たな設備投資は本当にないのか?①
“即時償却が使える間に、設備投資しなさい!”
と言うと、
“もうやりきったので、やることがないです。”
と、おっしゃる場合があります。
本当にそうなのでしょうか?
①店舗管理のソウフトウェアやデジタル環境づくり
通信環境の向上とタブレットPCの普及により、
小売店や飲食店などで、
レジのタブレット化やネットワーク化が進んできました。
メリットはいくつかあります。
が、真っ先に挙げられるのは、インターネット環境を活用することで、
売上、発注、勤怠などのデータを、
本部サイドや社長個人が遠隔管理しやすくなった。
情報共有がしやすくなった。もうひとつは、
小型化したおかげで店舗の手間が軽減された、ということです。
例えば、小売店のレジでは、
商品マスターの改訂が、やっかいな作業でした。
各店舗でデータの取り込み作業をしていました。
それも、少し古いレジだと時間もかかります。
店舗でのわずらわしい作業が、本部で一括できるようになったのです。
加えて、各店のデータを、リアルタイムで、
PCやスマホで遠隔にて見れるように連動させることも、簡単にできます。
常に素早く現状把握ができ、ロス削減にも活用できます。
飲食店であれば、各テーブルでQRコードやタブレットを使って
お客さんがメニューを見る、オーダーする、
ということも進んでいます。
客にすれば、愛想のない接客をされるより、ずっといいです。
スタッフを呼ぶ、客の手間も、なくなります。
店内に設置したカメラで、各店の様子を遠隔で見ることもできます。
取り巻く環境はどんどん変わり、
これまで使っていた機器やシステムも、絶えず進化しているのです。
最新設備により生産性向上に繋がるのなら、導入を検討し、進めてほしいのです。
「ネットワーク環境構築の工事費用がかかる!」
「うちは独自のシステムを導入したいがコストがかかる!」
というのなら、
即時償却C型のデジタル化設備を活用すればよいのです。
労務コスト向上を嘆くなら、
その解決策のひとつとなる設備投資に、もっと目を向けるべきなのです。
(古山喜章)
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