営業マンのリスキリング④
顧問先で、とある社長は、改革、変革に熱心で、
新たな取り組み、新しいことをどんどんやろうとしています。
ただ、あれもこれもの会社は、全てが中途半端で、
いわゆる基本動作が身についていない場合が多いのです。
昨日からの続きですが、
この会社は、建設現場に物品納入をしていますが、
他部門では、設備工事の請負も行っています。
また、全国展開している会社で、
東京、名古屋、大阪と主要都市に拠点を構えています。
設備工事は、着工してからすぐに終わるものではなく、
数か月、半年、1年とかなり時間がかかる場合があります。
請負工事という受注形態では、
出来高請求をすることが一般的です。
出来高請求というのは、
10月時点では、工事の進捗が50%なので、
当初契約額の50%を頂戴する、という請求方法です。
設備工事を請け負う側としては、
資材を手配し、また、作業してくれる社員、外注には、
当然、毎月、給料を支払うわけで、
回収が遅くなれば、いわゆる“立て替え”が膨らんでいきます。
この会社の場合、よくよく確認してみると、
東京支店では、出来高請求していましたが、
大阪支店では、出来高請求をせず、という状況でした。
規模の大きな会社では、
意外に、拠点によって、請求の流れがバラバラという場合が散見されます。
改めて、全拠点で早く請求、早く回収する仕組みにながっているか、
確認することが大切です。
(福岡雄吉郎)
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