事業承継は難しい④
ここ最近、事業承継に関する大きな悩み、トラブルを
抱えたオーナー、ないし、後継者からの相談が多くなっています。
事業承継に関するテーマは、
結局のところ、株式にいきつきます。
承継トラブル=権力争い
なのですが、その際に、
ものをいうのは、株式の過半数を持った方が勝つ、
厳密には、議決権の過半数を持った方が勝つ、
ということです。
ですから、オーナーは、株式については、
よく勉強しておく必要があります。
会社をつぶさない、ということは、
業績をあげること、のほかに、
円滑に承継すること、でもあります。
これは、オーナーにしかできないことです。
株式を渡す側であれば、
子供はみんなかわいいから、均等に・・・・
というのはおやめください。
そして、
「自分のところに限って、もめることはない」
と、思わないことです。
さらに、
株式が分散しないように対策をとる、
ということも重要です。もめれば、
「株式を●●万円で買い取ってくれ」となり、
これが拒否され続ければ、
“少数株主の買取ファンド”に株式が売られます。
そこまでリスクを考えて、対策をとるべきです。
それが『取得条項』という種類株です。
会社を長く続けようと思えば、
長く続いている会社の
思想、理念を勉強することも大切です。
東北地方で400年続く老舗の会社の家訓には、
「嫁選びは慎重に」という家訓があります。
仕事柄、オーナー夫人にお会いすることも、
ときどきありますが、だいたい、口から出るのは、
お嫁さんに対する不満です。なんの不満が多いかといえば、
「派手」なことです。
女性は、他の女性が身に着けている
服、宝飾品、バッグ、靴など、よーく見ています。
派手な女性を避けることも、とても大切だと感じます。
(福岡雄吉郎)
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