国税局との我慢比べ③
関与先 神戸商事(仮称)に、大阪国税局の資料調査課が
税務調査にやってきました。
社長からは、「国税局側は、何だかとても急いでいるようです」
と連絡を受けました。
私がはじめて国税局と面談したのは、
10月中旬でした。
喧々諤々、お互いの主張をぶつけあいました。
結果、お互いの主張は相いれず、となりました。
そこで、このように言われたのです。
「国税局の指摘に対して納得していない、
という御社の考えは、よくわかりました。
ただし、国税局側としても、徹底した調査を行ってきており、
調査結果には、自信をもっています。
社長とは、何度も面談を行ってきており、
修正申告の方向で考えていただけるような口ぶりでした。
ですので、来週中に修正申告をしていただけるのなら、
ここのテーマだけは、指摘から外します(目をつむります)。
こちらとしては、これが、国税局側でできる
最大限の譲歩です。これ以上は、譲歩できません。
もし、修正申告を拒否される、ということでしたら、
我々としては、明日にでも更正処分をうつ準備をしています。
御社の回答は、来週の月曜日までにお願いします。
くどいですが、回答をいただけないようなら、
我々はすぐに更正処分をうちますので・・・」
このように強い口調で、自信満々の口調で言われました。
あまりに淀みなく、自信たっぷりな様子に、
こちらの対応も考えなければいけません。
社長は、「修正申告してしまおう」と心が揺れていました。
「なぜ、こんなに急いでいるのか?」
また
「短期間の調査で、本当に更正処分をうつ準備ができているのか?」
改めて、過去の国税局とのやり取り(録音)を
振り返ってみました。
(福岡雄吉郎)
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