退職金、即時償却 最近の事例④
事例3)
関西でフィギュアなど、
ホビー商品を取り扱っている小売業の会社で、
6階建ての新店舗を建設することになりました。
総工費9億円です。
本業も絶好調とのことで、
即時償却を実施することになりました。
9億円のうち、即時償却予定は3億円です。
工事費のうち、建物(躯体)工事は、
即時償却対象外です。
そのかわり、空調、電気、ガス、給排水などの、
建物附属設備は、即時償却できます。
さらに、店舗に設置する什器備品が、
金額的に膨らみ、
結果的に3億円の即時償却額となりました。
この会社の営業利益は、1.5億円ですので、
2年間、法人税を払わずに済みます。
大きいですね。
今回は、B型の手続きで進めました。
B型は、投資計画を作成して、
経済産業局の承認を得る必要があります。
経営者は、投資計画など作成したことがなく、
こちらを私がサポートしました。
この計画は、実現しなくても、
ペナルティはありませんので、
そこまで、数字を詰めて作成しなくてもOKです。
即時償却の承認を得るまでには、
2カ月ほどかかります。
この会社は、半年ほど前から準備をしていたので、
直前でバタバタすることなく、
スムーズに承認がとれました。
(福岡雄吉郎)
« 退職金、即時償却 最近の事例③ | トップページ | 少数株主からの買取請求を阻止せよ!① »
「税務調査対策」カテゴリの記事
- 退職金、即時償却 最近の事例④(2024.02.16)
- 退職金、即時償却 最近の事例③(2024.02.15)
- 退職金、即時償却 最近の事例②(2024.02.14)
- 退職金、即時償却 最近の事例①(2024.02.13)
- 国税局との我慢比べ④(2024.02.02)
コメント