退職金、即時償却 最近の事例①
役員退職金については、
私たちは、税務署に事前にご説明にあがるようにしています。
そこで、問題あり、問題なし、
と言ってもらおうというつもりはなく、
また、税務署もそのような発言はしないのが通例です。
ただ、税務署に事前に説明にあがった、
ということで、そのようにしています。
税務署も、申告書でいきなり、
多額の退職金が計上されると、
「なんだ?!」となります。
その意味でも、事前に、こういう経緯で退職金を出します、
と伝えておいたほうが、親切だとも考えています。
これまで、日本全国の税務署に
おじゃましてきましたが、
一口に退職金の事前説明といっても、
ところ変われば、対応も変わります。
というより、対応していただく署員によって、
その対応が違うのかなと思います。
事例1)
都内の税務署に訪問しました。
退職金としては、10億円を超える多額の退職金です。
しかし、この会社の業績は素晴らしく、
10億円を支払っても、びくともしない財務体質でした。
もちろん、退任する社長の功績も十分にあります。
実は、この会社は、
今から6年ほど前に、別会社でも、
退職金を支給しており、その際は、
税務署への説明はとてもスムーズに済みました。
ところが、今回は・・
だったのです。
(福岡雄吉郎)
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