焦げ付きが増える
複数の顧問先で、
売掛金が回収できていない、
貸付金が回収できていない、
そんな事例を目にすることが増えてきました。
日経平均4万円超えといっても、
まだまだ中小企業にはピンと来ないのが実際です。
むしろ、日銀の金融緩和の終了で、
若干ながらも金利があがり、
さらには、連日のように大手でのベアが続くと、
体力のない中小企業の経営は、
窮地に追い込まれていきます。
とすると、何が起こるか、
得意先の経営悪化、不渡り、
売掛金、場合によっては、貸付金の回収不能、
という事態が増えてきます。
しかも、会社によっては、
いまなお、100日、120日、
いやもっと長い手形をもらっているところもあり、
受け取りサイトが長ければ長いほど、
債権回収のタイミングが遅れ、
結果、貸し倒れ、焦げ付き、という事態が発生してしまいます。
この状況に輪をかけるように、
中小企業というのは、
「督促」、「回収」が苦手です。
なぜなら、督促、回収をしっかりやるということは、
PDCAで言えば、Cの部分、
つまり、チェックを厳しくできないと、話にならないからです。
他社の事例を参考に、
貸し倒れリスクにどのように対応すべきか、
考えていきます。
(福岡雄吉郎)
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