焦げ付きが増える②
複数の顧問先で、
売掛金が回収できていない、
貸付金が回収できていない、
そんな事例を目にすることが増えてきました。
事例① 少額の売掛金回収が遅れています
製造を営む福岡商店(仮)は、
自社で加工した商品を、
得意先である品川商事(仮)に販売しています。
品川商事(仮)は、いわゆる、
“3ちゃん企業”に毛が生えたような会社で、
小さな規模で、細々と事業を継続しています。
福岡商店と品川商事は、
先代からの付き合いで、
かれこれ30年近くの取引になります。
お互い、先代から後継者に
バトンタッチの時期に突入しています。
そんな取引関係でしたが、
昨年に入り、品川商事からの入金が
少し滞ってきたようです。
商売が厳しそうなことは、何となくわかっています。
このときに、どうすればよいでしょうか?
昔からの取引関係を気にして、
まぁまぁ、なぁなぁ、で、ふわっと終わらせるか・・・
こういう場合は、言い方に細心の注意を払い、
やはり、毅然とした態度をとるべきですね。
・回収不能の状況で、商品出荷は当然ストップすること
・回収未了分については、正式に文書等で申し入れ、
覚書、約定書を交わすこと
この2点だけでも、全然違いますが、
これがなかなか、中小企業にとっては、ハードルが高いのです。
(福岡雄吉郎)
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