「小山昇氏の銀行対策はおかしい!」へのコメント①
これまで、「小山昇氏の銀行対策はおかしい!」と題して、
20回にわたって書かせていただきました。
その間、いろいろとコメントをいただきましたので、
ご紹介させていただきます。
コメントを寄せていただいた皆様、ありがとうございます。
はじめにご紹介するのは、現在無借金で年商は約10億円、
この10年ほどかけて自己資本比率が80%になった、
建設資材の販売をされている会社です。
以下、社長からいただいたコメントです。
先週末、〇〇銀行◇◇支店の担当がアポなし営業で突然来ました。
〇〇銀行は△△エリアの中で最も規模が大きい地銀で、
預金量、貸出残高共に△△エリア断トツでトップの地銀です。
私も会社にいて、たまたま手元に仮決算書が有ったので見せたら、
「まさか決算書を見せて頂けるとは思っていなかった上に数値も抜群で、
是非ともすぐにお取引頂けないでしょうか?
取り急ぎGW明けに、再度上司と一緒にご挨拶に伺わせて下さい。」
今のところ短期も長期も借入の予定ないよ、と伝えたら
「それでしたら是非とも当座貸越のご契約をお願いします。」
とお願いされました。
当座貸越契約は、A銀行、B銀行、C銀行、D銀行(メガバンク)
ですでに有るよ、と伝えたら
「D銀行さんとも既にお取引あるのですか・・・
我々も是非その中に加えて下さい。」とやる気満々でした。
古山先生が仰った通り、
メガバンクや△△エリア最大手の地方銀行と言えども、
決算書の数値が良い会社には、どうにか入り込みたいと考えている様子です。
更に無担保無保証というこちらの条件も通ります。
10年前の決算書の数値だったら、D銀行や〇〇銀行などは
弊社に見向きもしなかったと思います。
いかがでしょうか?
小山氏が書いているような、
「借りていなければすぐに借りられない。」ということは全くないのです。
現に飛び込みで来た銀行でさえ、
すぐにでも貸したい、無担保無保証でいい、
と言ってくるのです。
つきあいがあるから借りられる、ないから借りられない、
ではなく、
決算書の数字が良ければすぐにでも借りられるのです。
銀行との無用な付き合いをして借りるよりも、
決算書を磨いてすぐにでも借りられる方向へと、
力を注いでほしいのです。
(古山喜章)
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