ホールディングへの憧れ
中小企業でもホールディング会社をつくる、
という動きは、以前から活発にあります。
顧問先やスポット(単発)で相談にお越しになる方も、
ホールディング会社に興味を持たれます。
ホールディング会社とは、
他の会社の株式(子会社)を多数保有して、
「子会社をコントロールしている」ような会社です。
持株会社とイコールで考えればよいです。
ただし、「子会社をコントロールしている」
というのは、現実には、できていない会社が多いです。
だいたいが、
絵に描いた餅、仏作って魂入れず
という状態になっています。
でもオーナーのなかでは、
ホールディングが、各事業会社をコントロールして・・・
というのが、格好良いのです。
ホールディングをつくると、
なんだか、会社が大きくなったような気分になります。
それが良いと思うのです。
しかし、ハコ(HD)はつくったけど、
中身を伴わせることは、
簡単でありません。
ですから、一言申し上げるなら、
「憧れるのはやめましょう」
です。
とはいえ、ホールディング会社を
つくってしまった会社は、
どのように考えていけばよいか、
他社事例を参考に考えてみたいと思います。
(福岡雄吉郎)
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