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2024年5月 9日 (木)

それは、修繕費か資産か?③

地方の顧問先からの質問に対し、

国税庁からは、「こういう場合は修繕費、こういう場合は資産」

という見解が示されています。

これについては、明日ご紹介します。

 

そもそも、なぜ、修繕費か?資産か?

というテーマがよく問題になるのか、について、

ご説明をしておきます。

 

修繕費というのは、損益計算書(PL)で、

経費として処理されます。

損金にできるので、その分、

税引前利益を減らすことができ、節税につながります。

 

対して、修繕工事を、資産として計上してしまうと、

これは、長い時間をかけて、

減価償却費として経費(損金)にしていきます。

 

これが、何年になるかは、

どんな建物、設備に対して、工事をしたか?

によりますが、10年、20年くらいかけて、

経費(損金)にしてゆくことになります。

 

減価償却費とは、

「建物や設備の価値が1年間で、これだけ減りました」ということを表した金額です。

例えば、1億円の設備を買って、すぐに使い始めました。

さて1年後、この設備はいくらでしょうか?

 

金額では良くわかりませんね。

でも、わからないと困ります。

 

それを解決するために考えられたのが「減価償却」です。

設備は、長く使えば、やがて価値がなくなりますね。

これを専門用語で「償却する」と言います。

つまり、「帳簿上で、固定資産の価値を何年にもわたって、少しずつ減らしていき、償却させる(ゼロにする)こと」を減価償却というのです。

この、1年間で減った価値を「減価償却費」で表すのです。

 

価値が減ると言っても、実際に、お金は出ていきません。

あくまで、決算書上で、価値を少しずつ減らすのです。

 

会社にできるだけお金を残そうと思うと、

減価償却費(経費)を早く、大きく計上することがポイントです。

 

利益が出ている会社であれば、

修繕費で一気に損金として処理するか、

減価償却費で、少しずつ損金として処理するか、

は、税金支払いに関して大きな差がついてしまいます。

 

なので、ふつうは、

修繕費で処理したほうがよい、修繕費にしたい

と考えるわけです。

 

(福岡雄吉郎)

 

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