それは、修繕費か資産か?②
先日、地方の顧問先から、質問がありました。
修繕費か資産か、というのは、最もよく質問があるテーマです。
教科書的には、その工事を行って、
・資産価値が増える
・耐用年数が伸びる
のであれば、資産として計上すべし、となっています。
では、この会社の事例をみていきます。
事例2・・・従業員および貸し駐車場の区画整備
○理由:
従業員および 貸出駐車場(月極)の白線位置が
現状の車幅にあっておらず、駐車しづらく接触事故の要因になっている
○工事内容:
・白線の引き直し
・駐車場看板の補修/内容変更
○工事価格:
おそらく30万円程度
この工事に関しても、顧問税理士さんからは、
「資産として計上しましょう」でした。
理由は、この工事で、
資産価値が増えるから、
ということでした。
みなさま、どう思われるでしょうか?
「価値が増えるから資産計上しましょう」というのは、
あいまいで、抽象的な考え方です。
工事すれば、どんな工事であろうと、
そこにお金がかかるわけで、
そういう意味では、どんな工事であっても、
資産価値は増えるのです。
これについては、国税庁で見解が示されています。
(福岡雄吉郎)
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