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2024年5月31日 (金)

今は本当に金利ある世界なのか⑤

 2024年3月、マイナス金利が解除されました。

マイナス金利導入の2016年から、8年を経過しての解除です。

報道ではやたらと「金利ある世界」になった、と言います。

金利がすぐにもどんどん上がるかのように報道されています。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

 

⑤金利急上昇の記事にダマされるな

 

5月29日の日経新聞に、

「長期金利 上昇急ピッチ」という記事がありました。

12年ぶりに1.025%になった、というのです。

とはいえ、この12年は、歴史的な低金利が続いた時代です。

この30年の長期金利の推移をみると、

このような感じです。

Photo_20240530093001

2000年から2010年までの間は、

2.0%から1.0%へと、10年かけて、

上がったり下がったりしながら、下がってきたのです。

 

それを、1.025%になったからといって、

“上昇急ピッチ”などというのは、あまりにも言い過ぎ記事です。

こんな記事は、銀行が金利を上げるための記事として、

喜ばれるだけです。

 

同じ日の日経新聞の別の記事では、

「中小企業の設備投資は依然として進まず」

とありました。

中小企業にすれば、金利が急上昇、などと言われると、

設備投資が余計に進まなくなるだけです。

 

長期金利が1.025%になったといえども、

まだまだ低金利なのです。アメリカは5%です。

だから円安になるのです。

円安は困る!と言いながら、

個人ベースでは多くの人が、ドル建ての生命保険に加入したり、

アメリカ株に投資をじゃんじゃんしているのです。

アメリカ経済がまだまだ強いのは当たり前なのです。

 

金利の上昇が急ピッチ、などと書くのは、

もう少し長いスパンで見てそうであれば許せます。が、

上昇が始まっただけで、実際にはまだ、時期尚早です。

おそらく銀行はこのような記事をもとに、

固定金利を勧めてきたり、短期融資の金利アップを要求してきます。

そのような言葉の言いなりにならず、

「上がったといっても、何%なんですか?

 この30年でみたらどうなんですか?」

くらいは言い返してほしいのです。

 

(古山喜章)

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