システム投資の支払方法⑤
最後に、システム投資を行うに際しての
注意点をお伝えします。
システム投資は、システム会社との間で、
トラブルになりやすいです。
訴訟をしている、という会社もチラホラあります。
そうならないようにするために・・・
■契約書は弁護士にチェックしてもらう
(将来の追加作業の負担でモメルため)
■要件定義は発注者側でやる。ベンダーに任せないこと。
要件定義まで任せると、発注者側でコントロール不能。
発注者とベンダーで作り上げるべし。
■AS-IS(現状)の業務フロー図を書く
口頭ではだめ、書面にすること
■レビュー(中間)の機会を設けると良い
実施後には、発注者が議事録を作成しておく(後の証拠になる)
■UX(ユーザー体験)テスト、受入テストは、むしろ素人目線が必要
素人(実際にシステムに入力する人)を積極関与させる
■発注者も勉強する。発注者が無知だと・・・
1.無知に付け込んで、ベンダーに都合よく立ち回る
2.発注者のやる気のなさに失望し、開発モチベーションを下げる
3.初歩的なことをイチイチ聞いてくる受け身の態度に業を煮やし、
発注者への不信感を募らせる
※開発したシステムの運用保守などを考えれば、
いったん選定したベンダーとは迂闊に関係解消できない
■後だしジャンケンは、必ずもめる。費用、仕様など。
要件定義で、ベンダーと発注者との確実に乖離を埋めること。
■発注後も、常にコミュニケーションをとる
丸投げは厳禁です。
(福岡雄吉郎)
« システム投資の支払方法④ | トップページ | 銀行交渉に強くなりなさい① »
「節税対策&決算対策」カテゴリの記事
- なぜ、期ズレが起こるのか?⑤(2025.10.10)
- なぜ、期ズレが起こるのか?④(2025.10.09)
- なぜ、期ズレが起こるのか?③(2025.10.08)
- なぜ、期ズレが起こるのか?②(2025.10.07)
- なぜ、期ズレが起こるのか?(2025.10.06)

コメント