転ばぬ先の杖②
顧問先の会議に出席していると、
トラブル、争いごとが耳に入ってきます。
その争いに、多少なりとも首を突っ込む場合もあれば、
一切を弁護士さんにお任せ、という場合もありますが、
改めて、会社には絶えず、問題が発生するものだなと、
感じます。
(ケース1)
これは、海外製の機械の販売代理店 横浜商事(仮)の話です。
この代理店は、いまから5年前に、
念願だった、ドイツ製機械の販売代理権を手にしました。
この機械は、1台1000万円程度、高いものは、
5000万円ほどする機械で、
日本においても、とても人気がありました。
横浜商事(仮)に販売代理権が来る前は、
別の会社が、販売代理権をもっていましたが、
機械を作っている本国メーカーとの間で摩擦がおき、
販売代理権が剥奪されました。
そして、その代理権が、横浜商事にやってきた、
というわけです。
川崎大志社長(仮名)には、
当時も今も、優秀なブレーンがいます。
もちろん、川崎社長自身が、頭脳明晰でおられますが、
脇を固めるブレーンもまた、何人もおられます。
契約書などの法務関係は、
大手の法律事務所の弁護士の助言を得て、
本国メーカーとの契約を交わしたのが、5年前でした。
それから、5年経ち・・・
本国メーカーとの間で、大きな摩擦が生まれたのでした。
(福岡雄吉郎)
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