支払いの美学②
後継社長が、ときどき直面するのが、
先代(父)の番頭の退職です。
あるいは、血縁関係のある親戚
例えば、おじさん、おばさんが、役員をやっている場合もあります。
そして、多いのが、
その番頭さんとそりが合わない、
あるいは、その番頭が、親戚の場合は、
全然働かない、むちゃくちゃな人だ、
という場合です。
そういう役員に対しては、
後継者の心境としては、
「できるだけ支払いを抑えたい!」
これが、偽らざる本音です。
このようなときのアドバイスは、
「少し多く払ってください」
なのです。
そこで、みなさん、多くの場合は、
面食らうわけですが、
私が色々な経営者を見てきた限りにおいては、
結果的には多く支払ったほうが
うまく、丸くおさまっています。
そうすることで、何が良いのか?
・番頭さんがきれいにやめてくれる
・会社や社長に悪評がたたない
※仮に同業界の他社に移っても、悪く言われない
むしろ、二代目は、大したものとの評判
・利益が出ていれば、その退職金は、損金で落ちるため、
40%は、国家が負担してくれる
いかがでしょうか?
(福岡雄吉郎)
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