更正処分してもらいました②
税務調査があった場合、
最終的には、3つのパターンのいずれかになります。
①申告是認
②修正申告
③更正処分
③については、言葉としては知っていても、
実際に、経験している会社、経営者は、
ほとんどいないでしょう。
今回、神戸商事(仮称)は、
当局に更正処分をしてもらい、
処分不服として、裁判に進もうとしています。
今年の年初のブログに書いたのが、
以下の記事です。
「更正処分してください」と伝えてから、
約9ヶ月たって、実際に、
更正処分してもらいました(更正通知を受け取りました)。
この間、当局との間では、
色々な折衝や駆け引きがありました。
経営者もそうですし、私のなかでも、
頭の中が、右にいったり、左にいったり、
気持ちが揺れることもありました。
というのは、神戸商事(仮称)は、
財務体質がわるく、単に国税局とのやり取りだけを
考えればよいわけではなく、
銀行団との折衝、交渉もあったからです。
ご存じない方もいらっしゃると思いますが、
銀行返済が難しくなってくる、あるいは、
銀行から、「これ以上は貸せません」となり、
ひっぱく度が大きくなってくると、
バンクミーティングといって、融資している銀行が、
一同に集まって、足並みをそろえるための会議を行います。
神戸商事(仮称)の場合、
メガバンク、地方銀行、信用金庫、組合、
さらには、信用保証協会など、関連するのは、10社ありました。
国税局との交渉の他に、
こうした銀行団への説明、折衝もあり、
とにかく、骨が折れるのです。
(福岡雄吉郎)
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