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2024年12月11日 (水)

子会社を活用しなさい③

「子会社はありますか?」

とお聞きした際、

「いえ、ありません。」

と返事をいただくことがあります。

本業の1社のみで経営をされているのです。

しかし、様々な経営課題を解決してゆくうえで、

子会社があると何かと便利、という側面があるのです。

 

③資金の外部流出を減らす

 

これまで外部に委託していた業務を、

子会社で行うことにより資金の外部流出を減らす、

ということも、子会社を使うメリットのひとつです。

 

会社の中には、さまざまな取引先があります。

その一部を子会社で担えばよいのです。

外部の取引先なら、その代金を支払えば、

お金は会社から外部へと完全に流出します。

しかし、子会社に支払うのなら、

資金をコントロールできる範囲に留めることができるのです。

 

運送、仕入・倉庫、人材派遣、清掃、等々の業務が、

子会社で行われている、代表的な業務です。

これらの業務を子会社で行うことによるメリットは、

資金の流出を減らすことだけではありません。

 

高齢人材の受け入れ先として、活用できるのです。

本体となる会社の平均年齢は、30代半ばで保ちたいです。

しかし、そうするには、

高齢人材を活用できる子会社が必要なのです。

その最たる例が、銀行です。

40代後半から、出向、そして転籍と、

人員を銀行本体からどんどん放出してゆきます。

容赦のないその仕組みは、なかなかのものです。

 

また、

子会社の決算月を本体の会社とずらしておけば、

利益コントロールもやりやすくなります。

例えば、費用発生月を数か月ずらすなどすることで、

多少の調整が可能になります。

あまり露骨なことをするのは危険ですが、

大義名分がたてば苦肉の手段としては、使える手なのです。

 

限られた資金を、できるだけ管理できる範囲内で動かし、

お金の外部流出を減らす。

高齢人材の受け入れ会社として、

長く安心して働ける場を提供し、本体の平均年齢を若く保つ。

これらの点においても、子会社は有効なのです。

 

子会社を活用することで、

本体の会社は財務も人材も身軽になります。

持たざる経営を実現できるのです。

 

(古山喜章)

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