子会社を活用しなさい④
「子会社はありますか?」
とお聞きした際、
「いえ、ありません。」
と返事をいただくことがあります。
本業の1社のみで経営をされているのです。
しかし、様々な経営課題を解決してゆくうえで、
子会社があると何かと便利、という側面があるのです。
④社長のポストを増やせる
子会社がひとつあれば、社長のポストをひとつ増やせます。
2社あれば、ふたつ増やせます。
これが意外に役立つことがあるのです。
例えば、
高齢となった業績功労者の処遇として、
子会社の社長になってもらいます。
子会社とはいえ、社長は社長です。
雇われの本人にすれば、
まさか自分が社長の座に就くなど、思ってもいないのです。
改めてモチベーションが高まります。
高齢になって、モチベーションを維持するのは、
難しいことなのです。
それに、その高齢社員の奥様も喜びます。
子会社とはいえ、社長の夫人になるのですから。
ちょっと嬉しい気分になるのです。
もちろん、従業員が社長になっても、
その子会社の支配権があるわけではありません。
支配権となる株式は、オーナー家で保有するのです。
社長のポストがあることで、
もうひとつの有効手段は、オーナー家での使い分けです。
後継者に兄弟がいて、いずれも会社に在籍している場合、
本体は長男が社長をし、子会社は次男が社長をする。
このような使い分けをされている会社に、
ときどきお目にかかります。
特に、兄弟いずれもそれなりに優秀な経営者である場合には、
複数の会社で社長のポストを使い分けることは、
有効に作用します。
心情的な部分のバランスをとることに役立つのはもちろん、
子会社でもそれなりに事業として仕切り、
グループ全体の業績に貢献する力を発揮されることもあるのです。
それに、兄弟の得手不得手もあります。
こじんまりした子会社でこそ、力を発揮する、
そのような場合も大いにあるのです。
後継者の兄弟にも、それぞれにご家族がおられます。
兄貴だけがずっと社長だと、弟の奥様の不満の種に発展し、
のちの事業承継時に大きな壁となる、ということもあるのです。
社長のポストが複数ある、ということは、
モチベーションや心理的なバランスを保つうえで、
大いに役立てることができるのです。
(古山喜章)
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