R7年 税制改正②
昨年末、与党から税制改正大綱が発表されました。
私たち、中小企業に影響のあるもの、
法人税関係の改正を中心にみていきます。
①即時償却、特別償却の延長と改廃
昨日、即時償却は延長になるとお伝えしました。
基本的には、延長ですが、
3つ変更点があります。
1)C型の廃止
C型というのは、デジタル化設備と言われるもので、
コロナショックの当初に作られた制度です。
・遠隔操作
・可視化
・自動制御化
三蜜回避を目的とする
設備投資については、即時償却を認めましょう、
となっていました。
個人的には、このC型は、
大変使い勝手がよくて、重宝していました。
特に、システム関係の投資は、
このC型で申請すると、比較的、手間をかけずに、
認定がとれていたのです。
25年4月以降に、システム投資をする場合は、
B型で申請することになります。
2)B型の投資利益率 5% から 7%へ
B型で申請する場合は、
投資金額に対して、リターン(キャッシュフロー)が
5%以上出る計画でないと、認められませんでした。
今回、その基準が、5%→7%にUPします。
申請する側にとっては、ちょっとしたデメリットです。
ただし、これまでの流れでいけば、
7%以上の利益率が確保できると申請していて、
実際には、その利益率に達しなかった、
という場合でも、ペナルティはありません。
よって、5%→7%になっても、
実質的な影響はないと考えてよいでしょう。
(福岡雄吉郎)
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