R7年 税制改正③
昨年末、与党から税制改正大綱が発表されました。
私たち、中小企業に影響のあるもの、
法人税関係の改正を中心にみていきます。
①即時償却、特別償却の延長と改廃
即時償却の変更点の3つ目です。
100億円企業を目指すための投資優遇制度が新たにつくられました
対象企業としては、
売上高が10億超~90億円未満で、
次の2つを目指す会社
1)売上高100億円超
2)年平均10%以上の売上成長率
投資金額について条件もあります。
設備投資額が「1億円」あるいは「売上高の5%」の
いずれか高い金額以上
対象設備として、
・機械装置 160万円以上
・工具器具備品 30万円以上
・ソフトウエア 70万円以上
・建物およびその付属設備 1,000万円以上
※医療保健業が取得するもの、発電用設備(売電)は、対象外
おやっ?と思われる方がいらっしゃると思います。
対象設備に、「建物」が入っています。
「建物が即時償却できるのか?」
と思われるかもしれませんが、
残念ながら、建物は、即時償却できません・・・・
給与を2.5%以上増やせば、
建物は15%上乗せ(特別)償却
給与を5%以上増やせば
建物は25%上乗せ(特別)償却
最大で、25%の特別償却にとどまります。
色々と条件、制約も多く、
この税制も使い勝手としては、
そこまでよくありません。
(福岡雄吉郎)
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