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2025年9月 5日 (金)

銀行交渉 死語の世界⑤

顧問先での銀行交渉の話しを聞いていると、

「いまだにそんなこと言うの?」

という場面に出会うのです。とはいえ、

こちらが無知であれば、死語の世界ともいえる

銀行用語の言いなりになってしまうのです。

 

⑤中小企業にシンジケートローンは要らない

 

シンジケートローンというのは、

ある銀行が主幹事となって他の銀行のとりまとめを行い、

複数の銀行でひとつの会社にお金を貸す仕組みです。

投資の金額が大きいときなどに、運用されます。

 

しかし、その多くは本来、

ひとつの事業が数百億円や数千億円単位のものです。

例えば、どこかの国で大規模なインフラを整えるのに、

日本の企業が投資をする、などといった場合です。

金額があまりに大きいので、シンジケートローンを組んで、

複数銀行でその事業に融資をするのです。

銀行にとっては、金額面でのリスクを分散するメリットがあります。

 

なのに、中小企業で銀行から

「シンジケートローンでいかがでしょうか?」

と提案を受ける場合があります。

融資総額が5億円~10億円程度の額です。

本来のシンジケートローンを組む場合の金額からすれば、

あまりにも小粒です。

 

この場合、銀行にとってはちょっと意味合いが違います。

“この会社にうちの銀行だけで5億円~10億円の融資をするには、

 ちょっとリスクが高いな。

 他の銀行を巻き込んでうちの融資額を減らしたほうが安心だな。”

と思われているのです。

加えて、他行との取りまとめを役をすることで、

主幹事となる銀行は多額の手数料も同時に稼げるからです。

 

しかし、ここが中小企業の経営者の悲しい所です。

“シンジケートローン”などという横文字で提案されると、

「なるほど!それでお願いします!」

と、よく意味を理解せずに了承してしまうのです。

で、あとで多額の手数料に驚愕してしまうのです。

 

中小企業にとって、シンジケートローンなど必要ありません。

仮に大きな設備投資で複数の銀行から資金調達をするにしても、

社長や財務担当が銀行交渉の智恵を身に着け、自ら交渉すればよいだけです。

そのほうが絶対に有利な条件を各銀行から獲得できます。

銀行任せにして、良い条件になることなど、ありえないのです。

 

(古山喜章)

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