なぜ、期ズレが起こるのか?②
税務調査において、
期ズレは、決算月の前後2か月程度が見られることが
多いとお伝えしました。
つまり、3月決算の会社であれば、
1月、2月、3月、4月、5月の帳簿が見られる、
ということです。
ここで、もう少し補足しますと、
期ズレがチェックされる年度(期)というのは、
税務調査で対象になった期間の直前期です。
例えば、3月決算の会社に税務調査が入ったとします。
通常、税務調査の調査期間は、3年です。
ということは、いまなら、
①令和4年4月~令和5年3月
②令和5年4月~令和6年3月
③令和6年4月~令和7年3月
の3つの年度(期)が見られることになります。
このうち、期ズレがチェックされるのは、
③だけです。
というのは、仮に、
①3期前に期ズレがみつかったとしても、
それは、次の期(つまり② 2期前)には、
解消されることになるため、
3期通算してみた場合に、影響は出ない(いってこい)
となるからです。
これは、②の2期前に期ズレがあった場合も
同じような話です。
ですので、
「期ズレは、直前期を見られる」
と考えておけばよいのです。
(福岡雄吉郎)
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