もうこんなことはやめましょう⑤
令和も7年目に入りました。
デフレからインフレ環境へと移行し、
AIを使うような時代になってきました。
経営環境が日々新たに進化する中、
「もうこんなことはやめたほうがいい」
ということが、経営の中にはたくさんあるのです。
⑤全員がわざわざ集まる会議・研修はやめましょう
コロナ禍のおかげで、
中小企業でもリモートの運用が増えました。
そのおかげで、会議や研修に全員が一堂に集まる、
という必要はなくなりました。
リモートなら、ほぼたいしたコストはかかりません。
しかし、一堂に全員が集まっての会議や研修となると、
旅費や交通費が発生します。
サービス業など、職場によっては、
会議や研修参加者の穴を埋めるための、人件費も発生します。
リモート対応にすれば、そのようなコストはかからなくなるのです。
部屋も大きな会議室や研修室は要りません。
最低限集まれる小さな打合せ室があれば対応可能です。
私の顧問先でも、
関西・関東に多くの拠点を抱える会社があります。
全員がどこかに集まるとなると、会議にせよ、研修にせよ、
「現場を離れられない」
「代わりの者がいない」
等の理由で、そもそも全員が集まりませんでした。
それがリモート対応以降、
そのようなことが完全になくなりました。
これだけでも、組織運営にとっては大きな効果です。
そのうえ、旅費や宿泊費、代替人員のコスト、なども減ったのです。
リモートの拠点となる本部も、そこには人が数名だけなので、
小さな打合せ室で対応できるようになりました。
「会議室が他の打合せで埋まっていて日程を決めづらい」
といったこともなくなりました。
全員が集まる会議や研修は、それだけでも大きなコストです。
昭和の時代は、「それでも必要だ」との思いで集まりました。
しかし、今はそんなことをしなくてもよい時代なのです。
会議や研修の都度、全員が集まるようなことは、
もうやめましょう。
(古山喜章)
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