なぜ、期ズレが起こるのか?
税務に詳しい方なら、
「期ズレ」
という言葉をご存じのはずです。
「期ズレ」というのは、
文字通り、「期がズレている」ということです。
例えば、
・今期に発生した売上を来期にもっていく
あるいは
・来期の費用を今期の費用にもってくる
これが期ズレです。
そうすることで、今期の利益を抑えて、
結果として、納税を抑えられるのです。
しかし、税務調査では、
この期ズレは、“基本のき”です。
必ず、見られます。
どの会社も、期ズレを絶対にやっている、
と思っているからです。
いつが見られるか?というと、
決算月の前後2か月程度が見られる、
と言います。
つまり、3月決算の会社であれば、
1月、2月、3月、4月、5月の帳簿が見られる、
ということです。
1月、2月、3月の帳簿では、
本来、4月、5月で処理すべき費用を、
前倒しで計上していないか?
4月、5月の帳簿では、
本来、3月以前の売上となるべきものを
後倒しで計上していないか?
これをチェックするのです。
(福岡雄吉郎)
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