金利は上げなくて結構です①
金利が上昇局面になって
しばらく経ちました。
お金の借り方について、
私たちは、金利については、
TIBOR + スプレッド を推奨しています。
「TIBOR」は、銀行間の貸し出し金利です。
「スプレッド」は、企業の格付けにより決まります。
財務体質が非常に強い会社は、0.1%前後で借りています。
財務体質が堅実な会社は、0.3%前後で借りています。
昔は、TIBORも0%に近い水準だったので、
スプレッドと併せて、
0.1%~0.3%台という金利で借りている会社が多かったです。
しかし、いまやTIBORも高くなりました。
直近のTIBORの高騰を受けて、
財務体質が良いという会社でも、
いまや借入金利は、1%前後にまで高くなっています。
そして、ときどきあるのが、
「わが社は、短プラがあがったので、
金利が連動してあがりました」
という話です。
短期プライムレート(短プラ)とは、
「銀行が、最も信用力の高い優良企業に
短期(1年以内)で融資する際の基準金利」
のことです。
銀行が企業に貸すときの目安金利であり、
銀行間の資金コストや
日銀の金融政策(金利誘導目標)を踏まえて決まります。
短プラの基準は、日銀が誘導する
短期金利に強く連動しています。
日銀が政策金利を引き上げる(=金融引き締め)
→ 銀行の調達コスト上昇
→ 短プラ上昇
→ 企業の借入金利上昇
という流れです。
短プラ連動の金利で借り入れをしている会社は、
短プラがあがれば、借入金利上昇は避けられない、
ということです。
(福岡雄吉郎)
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