中小企業の元社長はなぜ、必ず困った老人になるのか?①
1.老化するということは幼児返りへの道
私も80歳という高齢になり、
老人の気持ちも少しは理解できる年齢になりました。
コンサルタントという仕事を通じて、
なぜ元社長というのは困った,老害を撒き散らす、
老人になるかということを体験するのです。
賢明な社長がなぜ、
人が変わったような価値判断を言い出すんだろうということがあるのです。
多くの会社で、私は年老いた元社長がなさる行動でいろんな諸問題を発生させて、私はそれの処理にエネルギーを使ってきたのです。
しかし、やっとわかってきました。
それは、年を取ったらよく言われるように、
「幼児返り」をするということです。
「幼児返り」0歳から3歳までの幼児、
この子どもたちを見ていると自分の思い通りにならなかったら、
泣く、わめく、手足をばたつかせる。これは、幼児の特徴です。
人が持っているものでも、
自分が欲しかったらそれを取りに行く。
年老いた尊敬を得た元社長が幼児と同じような行動を繰り返すことがあるのです。
理性が利かなくなって、とんでもない行動をしてしまうのです。
私が今、一番困ったのは、年老いて腕力も弱っているのに、
気に入らなかった若い社員に暴力を振る事件を起こす。
まあ、一番困るのは、
次の後継者を長男と決めていたにもかかわらず、
長男じゃなくて、次男に指名してみたり、自分の兄弟など、
若い次の者から言えば、おじさんになるわけですから、
急に後継者に指名したり、
持っている会社の株式を急に別のところへ移動させたりする。
会社の道筋を決めていたにもかかわらず、
急に変えることがあるわけです。
それだけならよいのですが、私が一番困ったのは、
元会長が不動産、それもヤクザが一部を占拠していたいわくつきの傷のある物件を買ってしまう、正式の売買契約がなかったりする。
会社に何億という損害を与えた。
誰にも相談せずに勝手に決めてしまう。
印鑑はどうしたかと言ったら、
別に総務部の保険用の社印を使って大騒ぎになったこともあります。
いわゆる年老いてから騙される。
まあ、こういうことも会社で起こるわけです。
要は、頭の脳も思考力もなくて、
いわゆるアルツハイマーに近くなってしまった脳で、物事を判断してしまう。本当に多くの害を、中小企業の老元社長は、事件を起こしているわけです。
普通に考えればなぜかと思いますが、
80歳の人は85歳の、85歳は90歳、
90歳は95歳を目指して老化します。
体だけでなく,脳も老化していくことは間違いないのです。
これが1番目の原因です。
2番目は年を取ると急に気が変わるのです。
理性でなく感性が中心になってしまい、気が変わるのです。
(井上和弘)
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