補助金は薬か毒か?②
関東製作所(仮称)は、
社長の利根一郎(仮名)が50年前に設立した会社です。
関東製作所は、地方都市に拠点を構えていますが、
現在は、4か所に工場が分散しています。
この分散した拠点を1カ所に集約するために、
大きな投資を決断しました。
総額30億円です。
利根社長曰く、
「ここまで大きな投資をするのは初めてであり、
まさか、自分がこんな投資をするとは思ってもみなかった。」
ということでした。
なぜか?
関東製作所は、一サプライヤーです。
サプライヤーで気を付けなければいけないのは、
大口得意先(発注者)からの要請、プレッシャーに
応じる形で、過剰投資をすることです。
良い時はよいのですが、
市場が縮小する、経営陣が変わる、などすると、
とたんに注文が来なくなります。
それを得意先にいったところで、
「投資を決断したのは、あなたでしょう」
と塩対応されて終わりです。
手のひら返しは、どの業界でもよくある話です。
利根社長は、そうして手のひら返しをされて、
苦しんできた同業者、下請仲間をたくさん見てきました。
だから、頭のなかには、
「つねに投資は最小限に」
という言葉が染みついていたのです。
そんな利根社長でしたが、
今回は投資に踏み切りました。
(福岡雄吉郎)
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