補助金は薬か毒か?④
関東製作所(仮称)の利根社長は、
このたび、総額30億円の工場投資に伴い、
10億円ほどの補助金審査に合格しました。
ところが、この補助金を受け取ってもよいものか、
考え始めています。
一つは、3年間、必ず賃上げをしなければいけないからです。
この賃上げを実現できなければ、
補助金を返還しなければいけません。
いま、国としては、
民間企業に賃上げしてもらうことを重視しており、
各種補助金の受取要件として、
賃上げをしてください、という条件が付いていることが多いです。
この会社の場合は、
仮に補助金受け取りの条件である
賃上げ率を実現しようとすると、
3年間で6億円ほどの人件費増となります。
もちろん、利根社長としては、
昨今の状況をみて、
補助金に関係なく、賃上げは実施しようと考えていますが、
それでも、毎年必ず●%する、というのは重荷です。
いつも、悲観的、心配性な利根社長は、
もし、マサカの坂がきたら、
そのときは、逆に賞与カットなどしなければならない、
と考えています。
だからこそ、必ず賃上げしなければいけない、
ということがプレッシャーになるのです。
みなさん、考えることは同じで、
賃上げ率の計算の基本となる年度の賞与を抑えて・・・
とか、役員報酬を大幅に切り下げて・・・
とか、考えるわけですが、
こうした対策は、すべてNGとなっています。
それともう一つ、利根社長がひっかかったのが、
税金でした。
(福岡雄吉郎)
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