もうこんなことはやめましょう 11
令和も7年目に入りました。
デフレからインフレ環境へと移行し、
AIを使うような時代になってきました。
経営環境が日々新たに進化する中、
「もうこんなことはやめたほうがいい」
ということが、経営の中にはたくさんあるのです。
11.小口現金はやめましょう
中小企業に根強く残っているのが、小口現金です。
減ってきてはいますが、まだ多くの会社で見かけます。
小口現金があるだけで、現金管理の業務が発生します。
各現場での管理はもちろんのこと、
経理担当の管理業務や監査業務も発生します。
小口現金をもつ拠点が増えるほど、手間が増えます。
しかも、小口現金の業務は何の付加価値も生みません。
管理コストがかかるだけです。
そもそも、いまどき小口現金がなぜ必要なのか、です。
「現場でちょっとした買い出しなどありますし、
着払いの運送費用なんかも発生します。」
などと言われますが、そうたいした金額ではありません。
要は、少額だろうと、自腹でお金を立て替えたくないのです。
従業員の立て替え払いにして、
精算後に給与と一緒に払えばそれでよいのです。
それに、立て替え時にクレジットカードで支払えば、
お金の引き落としは、
会社からお金を精算してもらったあとになります。
加えて、本人のクレジットカードにはポイントもたまります。
そうするだけで、少なくとも現金を数えたり確認したり、
という業務はなくなるのです。
複数の拠点で買い物が発生する小売業の顧問先では、
拠点ごとに法人加入のスイカ付きクレジットカードを
持たせていました。
明細は法人に届き、拠点ごとなので、
自動振り分けで拠点と費用が経費計上されるようにしていました。
と、各拠点に小口現金があると、
会社全体での現預金が過剰になる、という傾向もあります。
総資産が増えてしまい、自己資本比率がわずかとはいえ、
悪化してしまうのです。
小口現金というのは、昭和・平成の仕組みです。
デジタルマネーが普及している現在、
ムダなコストを発生させる現金管理は、やめてほしいのです。
(古山喜章)

最近のコメント