うしろ向き社員の迷言集 ②
古山喜章です。
職場の全員が、
やる気をもって前向きに考え行動してくれればいいのですが、
現実を見ると、あちらこちらに後ろ向き社員がいます。
②“前にもやりました”
問題解決を進める中で、
何らかの具体策が出てきたときに、この迷言が飛び出します。
要は、
“前にもやりました、だからやってもムダです”
というわけですね。
しかし、
“前って、いつ?”と尋ねると、
“確か・・・、5~6年前・・・”とか、
“もう、10年近くなりますかね・・・”とか、
“詳しくわかりませんが、やったことがあるそうです・・・”
などとなることがあります。
1年以内の過去に取り組んだなら、変わりないかもしれません。
しかし、3年、ましてや5年以上の過去となると、
そのときはダメだったけど、今はそうではないかもしれません。
取り巻く環境は、大きく変化しているのです。
技術は日々進歩し、状況も異なります。
“前にもやりました、でもダメでした”
という場合、
そのときは、何が原因でダメだったのか?ということです。
今ならその原因は、解決されているかもしれないのです。
例えば、銀行との金利交渉です。
かつて、財務状況が不安定だった頃の経験がジャマをします。
“前にも言ってみましたけど、全然ダメでした。”
自社の財務状況が今は好転しているのに、
うしろ向きな迷言に引きずられる経理社員がいたりします。
他にも、店舗や工場など、どこの部門ででも、
この迷言がチラチラと出てきます。
過去のマイナス体験をもとに、動かない人と動く人がいます。
“あの時はこれが原因でダメだった。”
“だから、今ではできるんじゃないか?”
そう考えて、行動を進めてゆく人もいます。
どうせなら、
過去のマイナス体験を、活かせる社員であってほしいですね。
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