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2016年11月 5日 (土)

映画「マネー・ショート」に見る、銀行の汚さ

土曜日なので、たまには映画の話しです。

今年の春、「マネー・ショート」という映画が公開されました。
リーマンショックに陥る前に、
それを見抜いていた男たちがいた、
という、金融界を舞台にしたノンフィクションドラマです。
2016年度のアカデミー脚本賞を獲得しています。

そのなかで、次のような場面があります。
リーマンショックと言えば、サブプライムローンです。
実質破たんに陥っている債権が発生しはじめているのに、
格付会社によるサブプライムローンの格付けがまったく下がらないのです。
トリプルAのままなのです。
そんなバカな!と、主人公がスタンダード・プアーズに乗り込みます。
“おかしいじゃないか!
 お前たちは銀行が「この格付けでお願いします」といえば、
 ろくな審査もせずにその通りにするのか!
 お前らは何のために存在しているんだ!”
と、怒鳴り散らします。
すると、スタンダード・プアーズの担当者がこう言います。
“そんなバカ正直なことをしても、彼らはムーディーズに行くだけだ。”
主人公はあきれます。
“わかった。結局、手数料目当てか。
 お前らも銀行と同じクソだな!
 やつら銀行だってこの債券がクソだって、もうわかってるんだぞ!
 それを承知で高い格付けのままにして、
 自分たちだけ売り抜けようっていう魂胆だってことが、
 わかんないのか!”

とまあ、こんなやりとりがあるわけです。
洋の東西を問わず、
銀行はずるがしこい、というのは同じなのです。
銀行員の言うことは信用ならないな、
という場面がいくつもあり、参考になります。
このようなテーマを、実名を出しながら、
娯楽映画のテイストで製作してしまうのが、
ハリウッド映画の見習うべきところです。
サブプライムローンにわく、
アメリカの狂気と混乱をリアルに描いた、
なかなかの佳作なのです。

(古山喜章)

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2014年1月 3日 (金)

お気に入りの一本 ⑤

⑤007シリーズ

今回は、1本ではなく、シリーズです。
イギリスの諜報部員ジェームス・ボンドが活躍する、
ヒットシリーズです。

で、何がスゴイかというと、
1作目の登場から50年を経過して、
いまだに続いている、しかもヒットし続けている、
ということです。
ここには、学ぶべきものがあります。

長く続けることができた要因のひとつが、
ボンド役の俳優を交代させる、
という仕組みを取り入れたことです。
映画の多くは、スター至上主義です。
ある俳優でヒットシリーズが出ると、
なかなか俳優を変えることができません。
そのスターありき、になりがちです。

1作目の公開は、1962年です。
日本で言えば、同じ年に、
勝新太郎の「座頭市」シリーズが始まっています。
その頃から継続している、というだけで、驚きです。

このヒットシリーズを支えているのは、
イーオン・プロという、独立系のプロダクションです。
007シリーズ制作にのみ関わっている、
ブロッコリ一族による、同族企業です。
現在は、創業者の娘が2代目としてトップに君臨し、
プロデューサーとして活躍しています。

現在、ボンド役は6代目です。
最初の頃は、二代目に変わったものの、
興行がさえず、一代目がカムバックする、
ということもありました。
今でこそ、まるで歌舞伎や落語の襲名のごとく、
新ボンド俳優を発表しています。
が、最初は、ビジネスを継続させるための、
苦肉の策だったのだと思います。

毎回、シリーズのお約束事を守りながら、
時代の変化をうまく取りいれています。
だから、50年を経過して、007はなお、
受入れられます。
どうすれば客のニーズに応えれるのか、
模索・実践し続けています。

毎回、感心させられる、
お気に入りのシリーズなのです。

(古山喜章)

2014年1月 2日 (木)

お気に入りの一本 ④

④マネーボール

実は、
映画公開時にもこのブログで紹介したことがある作品です。
資金力、人材力の乏しい弱小メジャーリーグ球団、
アスレチックスが、上昇球団に変貌したシーズンを描きます。
悪しき習慣を破り捨て、データ主義野球に転じ、
組織もチームも変貌してゆきます。

その後、何人かの方から、
“いやぁ・・、あれは全くウチの話しですよ・・・”
“ウチもああいう考え方をしないと・・・”
“今ちょうどああいうことをやろうとしていて、参考になりました”
などという声を、お聞きしました。

なかには、
“6回見ました。幹部にも見せてます。”
という方もいて、こちらがビックリなのです。

見ていてとてもリアルに感じるのは、
やり方を変えたからといって、
すぐには効果が現れない、ということです。
試行錯誤の日々が続くのです。

なんでもそうですが、
変えた当初には、まだまだ至らぬ所があります。
それに、さまざまな要素がからみあいますから、
そこにある程度の根をはるまで、芽は出てきません。

それをガマンしきれず、
“やっぱりダメじゃないか!”
とやめてしまえば、それまでです。
しかしそこで、
“なぜだろう???”
と問い詰めて、チャレンジし直すことによって、
じわじわ効果はでるものなのです。

カンや経験・習慣に頼る旧来型組織を変えたい、
という方にはおすすめしたい、お気に入りの一本なのです。

(古山喜章)

2014年1月 1日 (水)

お気に入りの一本 ③

③フォレスト・ガンプ

1950年代から80年代のアメリカを背景に、
フォレスト・ガンプという名前の、
主人公の生き方を描きます。

私がこの作品を好きなのは、
この主人公が、来るもの拒まずで、
全てを受入れ、目の前のことに最善の努力をする、
というところです。

フォレスト・ガンプは、知能指数が少し低いです。
が、とにかく、素直で努力家なのです。
成長の過程で、さまざまな誘いを受けます。
“フットボールをやらないか?”
“軍隊へ入らないか?”
“卓球をやらないか?”
“エビ取り船のキャプテンにならないか?”
で、
“じゃあやってみよう”
となり、その道を究めて行きます。
その都度、大きなものを得て行きます。
しかし、多くの苦しみも味わいます。

この姿勢は、仕事をする上で、とても大切です。
誘いが来る、というのは、いわばチャンスです。
それを、
“いやぁ・・・、それはちょっと・・・”
“やったことがないので・・・”
などと、拒む方がおられるのです。
そんな方に限って、
“自分は運が良くない・・・”
などと、嘆きます。

それよりも、
“まず、手を抜かずにやってみる”という姿勢が、
仕事も人生も豊かにしてくれるのです。

こんな場面があります。
アップルコンピューターの株式を手に持って、
こうつぶやきます。
“親友の勧めでリンゴの会社に投資をしたら、
 ものすごい大金が振り込まれてきた。
 リンゴって、儲かるんだな”
とまあ、こんな調子なのです。
なりふりかまわず、取り組みます。

年始など、
素直な姿勢を取り戻したいときに、
見たくなる作品なのです

(古山喜章)

2013年12月31日 (火)

お気に入りの一本 ②

②赤ひげ

黒澤明監督作品はどれも好きなのですが、
なかでも大好きな作品のひとつです。

江戸時代の、小石川養生所が舞台です。
貧しい暮らしの方々のための、
お上が経営する無償の診療所です。
今で言う、地域医療の原点のようなものです。

そこには、通称〝赤ひげ〟と呼ばれる、
豪傑のドクターが、診療所のトップとして、医療を施しています。
そこに、ひとりの若きドクターが赴任するところから、
物語が始まります。

裕福な家庭で育ち、オランダ医学を学び、
お城勤めの医師として、出世の道を歩むつもりが、
貧乏客ばかりの、町医者に送り込まれてしまいます。
だから、いやいや赴任してきます。
当然、赤ひげ先生にも反発します。

しかし、様々な経験を経て、自らの至らなさを知り、
最後には、
〝自分は生涯、この診療所に捧げます!
赤ひげ先生の後を継ぎます!〟
という決意にたどりつきます。
親子ではなく、師匠と弟子による、事業の継承が描かれます。

映画は、若きドクターが、
養生所の門の前に立つところで始まり、
締めくくりも、同じ門の前に立つところで終わります。
最初は、とてもいやそうな表情で門を眺めます。
が、最後は、決意と希望にあふれた表情で、門を眺めます。
同じはずの門が、まるで輝いて見えます。
見る者の気持ちが違えば、
同じものでも、見えかたが違ってくるのです。

赤ひげ先生を三船敏郎さん、
若きドクターを加山雄三さんが演じます。
3時間の長尺ですが、
決意を新たにしたい年末年始に、見たくなる作品なのです。

(古山喜章)

2013年12月30日 (月)

お気に入りの一本 ①

お気に入りの一冊、
というのをお盆時期に書きました。
今回は、その映画版です。
言い出せばきりがないので、
少しでも経営にかかわる一本を、選びます。

①黒部の太陽

黒部ダムを完成させるまでの、物語です。
日本の経済成長には欠かせない、電力供給網を構築すべく、
未踏の地にトンネルを掘り、ダムを完成させます。
行き詰まる困難や犠牲の連続です。
いわば、プロジェクトXのようなものですね。
関西電力と大手ゼネコンが全面バックアップの作品です。
このスケール感は、なかなか出せません。

今見ていても、興味を引かれるのは、
トンネルを掘る下請土木工事のトップと、その息子の関係です。
息子は親父とは全く違う職場で、設計士をしていますが、
やがて、トンネル掘りに関わることになってゆきます。
息子を演じるのが石原裕次郎さんで、この映画の主役です。

戦中派の親父は、いわゆる、現場たたき上げの頑固者です。
〝トンネルを掘ってて死ねたら本望だ!〟
というタイプです。
だからもう、
パワハラどころでなく、やり方がむちゃくちゃなのです。

そのため、家族をないがしろにし、
息子は親父に深い恨みを抱いています。
多くの犠牲を伴いそうな、無茶な工程の工事を進めようとする、
老いた親父に向かって、息子がこう言います。
〝あんたの興味は、カネと、名誉と、女だけだ!!〟
どこかにも、そんな親父がいたような・・・、
と思わせるセリフです。
顔を合わせば大ゲンカ、という親子関係です。
ありがちです。

しかし、反発していたその息子も、
ケガで動けなくなった親父にかわって、
苦しみみながらも、トンネル掘りのリーダーになってゆきます。
で、少しずつ考えが変わってゆきます。

戦前・戦中の狂気のような経営環境のなか、
大勢の職人たちを食わしてゆくには、
親父はそうせざるを得なかったのではないだろうか、
と、ふと思い始めるのです。

長期にわたる建設工程の間に、親父は亡くなるのですが、
やがてダムは完成します。
完成したダムを見て、息子は新たな決意で、
親父の後を継いでゆきます。

父と息子はお互いに反発し合うものの、
やはりそこには、同じ血が通っているのです。
ダム建設という、一大プロジェクトを背景に、
親子の絆、宿命が描かれます。
事業承継が最大の経営課題、という企業が増えています。
そういう方々に、見てほしい作品ですね。

(古山喜章)

2013年11月17日 (日)

「42」に見る、招かれざる者の生き方

黒人初のメジャー・リーガーとして活躍した、
ジャッキー・ロビンソンの実話を描いた、
「42 ~世界を変えた男~」を見ました。

「42」とは、ジャッキー・ロビンソンの背番号です。
唯一、アメリカの全ての球団で永久欠番となっています。
これだけでも、この選手の偉大さがわかります。

描かれるのは、
1945年から1950年代のアメリカです。
まだまだ、黒人差別が激しかった時代です。
単に、野球をビジネスとして拡大したい、
という思いのオーナーが、
黒人選手の導入を思いつきます。
そして選ばれたのが、ジャッキー・ロビンソンです。

チームの監督、選手、観客、宿泊先のホテル、移動の飛行機、
すべてにおいて、そこに携わる人たちから差別的な扱いを受けます。
メジャーでの黒人選手は、まだまだ、招かれざる者、だったのです。

招き入れたオーナーは、黒人のジャッキーに、
二つの事を守れ!、と言います。
①“何を言われようと、紳士であれ!戦わない勇気を持て!”
②“誰よりも勝るプレーで、実績を上げろ!”
ジャッキーは、つらい思いでその二つを、守り抜きます。
すると、白人といえども、
単に野球が好き、人種なんてどうでもよい、という人がいます。
そういう人たちの、見方、接し方がだんだん変わってくるのです。

今現在、黒人選手にそのような偏見を持つ人は、いません。
その先駆者となったのが、ジャッキー・ロビンソンなのです。

そうです、ここには、招かれざる者の生き方が描かれています。
企業においても、若き後継者が会社に入ったときに、
“招かれざる者”としての扱いを受けることがあります。
“現場を知らない者に何がわかるか!”
“急に来て、偉そうに言いやがって!”
“俺らの方が長くいるのに、なんで急にあのポジションなんだ!”
そう思われても仕方がないのです。
そのような局面に、
“どうすればいいんだろう?”と、悩む方も多くおられます。

そんなとき、できることは、まさに、上の二つのことなのです。
まわりの理不尽な声に刃向かっても、事は前に進みません。
批判的な言葉・対応を紳士に受けかわし、
誰よりも努力して、成果を出すこと、
これしかないのです。
信頼を得るための、努力をし続けることなのです。

“招かれざる者”の立場にいる人たちに、
見て欲しい一作ですね。

(古山喜章)

2013年11月 3日 (日)

「スティーブ・ジョブズ」に見る、売りモノ磨き

私、“伝記物”、というジャンルが好きです。
特に映画の場合、2時間ほどで済むのがいいです。
本も読みますが、時間がかかります。
これが映画の良いところです。

ジョブス本もたくさんあります。
没後に出た上下本も、その分厚さに圧倒され、
読まずじまいです。

で、映画「スティーブ・ジョブズ」です。
大学生から、i-Podを発表するところまでを描きます。
いくつかの本で読んだジョブズの名言が、
シーンとともに描かれるのが、うれしいですね。

“リスクをおかせ!チャレンジを恐れるな!”
“シンプルかつビューティーであれ!”
“おばあちゃんでも使えるコンピューターにしろ!”
“パソコンということを忘れて、最も美しいデザインを考えろ!”
“IBMやデルのようなクソと競うな!”
“「無理」という言葉は聞きたくない!”
“クレイジーであれ!”
などなど・・・。

改めて、
ジョブズは経営者ではなく、
エンジニアであった、
ということが、よくわかります。

妥協を許さず、常に10年先を行くような、
他社よりも圧倒的的にグレートな商品を追求します。
その要求に応じれない技術者は、去って行きます。
しかし、粘り強くミッションをクリアする技術者もいます。
そのような人物は皆、どこか風変わりでクレイジーです。

登場するクレイジーなエンジニア達はみな、
ビジネスマインドよりも、オタクマインドなのです。
オタクマインド集団のカリスマがジョブズであり、
経営マインドオンリーの役員達を、困らせ続けたわけです。

とはいえ、
革新的な商品を生み続けたジョブズの偉業には、
売りモノ磨きで学ぶべきものが詰まっています。
改めて、分厚い伝記本も、読んでみたくなりました。

2013年8月11日 (日)

「風立ちぬ」に見る、若い人材のエネルギー

古山喜章です。

スタジオジブリの「風立ちぬ」を見みました。
ゼロ戦を設計した、堀越二朗が主人公です。
なので背景には、
日本軍に戦闘機を売り込む、企業間競争が描かれます。

日本軍は、他国より速く飛び、攻撃できる戦闘機が欲しい。
売り込む企業は、なんとしても受注を取りたい。
しかし、
若き設計士は、速く美しく飛ぶ飛行機を生み出したい。
ただ、それだけなのです。
その思いをどう実現させてゆくか、
というところが、とても面白いです。

なので、
“う~ん、機銃を無くせばもっと速く飛べるのになぁ”
などと、戦闘機の目的から外れた発想で苦心します。

当時、日本の飛行機技術の弱みは、
エンジン性能が低かった、ということにあります。
その弱みを、機体の設計技術でカバーしたのが、
ゼロ戦だった、ということが、よくわかります。

見ていて思うのは、
いつの時代も、若い人材のエネルギーが、
企業を活性化させてきた、ということです。
それを活かす上司たちと、それに応える若い人材たち。
そういう、
ある種うらやましい、企業の姿が、この作品にはあります。

2013年7月21日 (日)

日本映画の父は正しかった

古山喜章です。

「モンスターズ・ユニバーシティ」を見ました。
3Dで制作されていますが、メインの劇場は2Dです。
2Dのほうが、お客が集まるのです。
あれだけ騒いでいた3Dですが、ものの数年で、
ヒートダウンしているのが、明らかです。

やはり、3Dメガネを着用しての2時間はキツイ。
3Dテレビも、失速しています。
というか、さほど売れてません。

日本映画の父と言われたマキノ省三は、
“映画は、1.スジ 2.ヌケ 3.役者”
という言葉を、ヒットの条件として残しています。

1.スジ は、物語がいいこと。
3.役者 は、集客力のあるスターが出演していること。

2.ヌケ は、光と影がハッキリしていること。
映画草創期は、照明機材が不十分でした。
また、フィルムの感度もよくありませんでした。
そのため、光と影のバランスが悪くなり、
わかりにくい、見ずらい映像になることが多かったのです。

つまり、2.ヌケ とは、
見やすさ、わかりやすさ、なのです。

今で言えば、3D映像はこの、見やすさに欠けるのです。
日本映画の父は、正しかったのです。

だから、
オープン景気が長続きしない飲食店や、
ショッピングセンター同様、3D映画も、
リピーターを生み出せなかったのです。

メガネをせずに3D映像を楽しめる、
という技術が導入されるまで、
3D映画全盛の時代は、お預けといった感じですね。

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