付加価値のない業務に人手を使わない⑤
日本では少子高齢化がますます進み、
労働人口はどんどん減ってゆきます。
給与を上げて採用したくても、人がいないのです。
その流れはもう始まっているのです。
しかし、そんな時代を乗り越えるべく、
新たな取り組みを始めた中小企業も、あるのです。
⑤労働人口不足への投資を加速しなさい
高齢で働けなくなった、コロナで仕事はもうやめた。
そのような人が多い昨今です。
あとは新たな若者の働き手です。
しかし、
2020年の出生数は、100万人を超えていました。
その人たちが成人を迎えた今でさえ、労働者不足なのです。
近年の出生数は、80万人を下回っています。
今後毎年、1万人ずつ程度で、成人人口が減っていくのです。
加えて、
今から10年は、高齢者のリタイア組もどんどん増えてゆきます。
10年後、20年後は今よりも遥かに多い、労働者不足です。
間違いなく、労働者コストは爆上りします。
各種ハラスメントや残業問題など、
コンプライアンスもどんどん厳しくなります。
人海戦術が最も高くつく時代になるのです。
昭和時代、デフレ時代のやり方では、窮地に陥ってゆきます。
新たな超人手不足時代に向けて、
人でなくてもできることはロボット、システムで対応する。
その準備を着々と進めている会社が現実にあるのです。
もし現状、投資できる力があるのなら、
今こそ、超人手不足時代へ向けての投資を進めてほしいのです。
今なら、設備やシステム導入時に、優遇税制の即時償却も使えます。
現預金を貯めておくだけでなく、次の投資へ使ってほしいのです。
すぐにはうまく進まないかもしれません。
どこの会社でもそうなのです。
それでも早く取り組み、トライ&エラーを乗り越えて
仕組化できる会社が生き残ってゆくのです。
自社で今のうちに進めるべき人手不足対策を、まずは考えてほしいのです。
(古山喜章)
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